マチュピチュに行きたい。

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 スタジオジブリの作品が好きで、小さい頃によく観ていた。
 一番好きだったのは魔女の宅急便、次に好きなのはトトロ。

 逆に嫌いだった作品は、天空の城ラピュタ。あのロボットの手が追いかけてくるようで、小学校低学年の頃は夜に一人でトイレに行くのが恐かった。

 でも不思議だけど恐いものってまた観たくなる。観るとやっぱり夜にトイレに行けなくなるんだけど、繰り返し見ているといつの間にかラピュタを観るのが好きになっているから不思議だ。
 人々に忘れ去られて、自然のままに草木が生い茂った空に浮かぶ城跡が、やけに魅力的で、何度も観たくなってくるんだよなー。ジブリマジック。

 人々に忘れられた都市、ラピュタと、かつて人々に忘れ去られていた街、マチュピチュ。


 大人になるにつれて、その謎に包まれた雰囲気と“空の上の街”というロマン溢れた遺跡に、子どものころに観たラピュタの残像を重ね合わせてワクワクしている自分がいる。
 まるでファンタジーの世界が現実にあるようで。きっとそれがマチュピチュの魅力なんだろうな。

 かつて、どんな人たちが住んでいたのだろうとか、どんな生活をしていたのだろうと考えるともう、行ってみたくてたまらない。